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●筆勢と筆意を込め、立体感や奥行きを描出する。 水墨画・プロの技に学ぶ 竹の描き方 藤原六間堂著 B5変・71頁 定価1,365円 ISBN4-8170-3490-4 竹の幹は真っ直ぐで曲がらず、葉は頭を低く垂れている姿から、筋を通し、おごらず、謙虚な人に通じる。そうありたい、または、戒めとして、多くの人が描く。 竹幹は、筆への墨の含ませ方で、片側を淡くすることもできるし、基部を淡く先端に向かって濃くしたり、逆に、基部と先端を濃淡の階調で描くこともできる。これにより、立体感や奥行きを表現して画面が豊かになる。 また、竹幹の節は、横一線で描けばよいというものではなく、丸い曲面を意識して、その弧の度合いを順に変化させると、立体感が描出できる。 葉は、筆勢や筆意を込めて描かねばならないが、幹と同様に奥行きと、風の動きを表現する方法を写真と図解で詳しく述べた。 風竹、雨竹、雪竹、…。苦難にも打ち勝つ竹、ともいわれる。梅・蘭・竹・菊は四君子、気品ある題材で水墨描画の原点。ここに立ち戻ってみませんか。 ●主な目次 幹と枝の描法 1幹の描き方の基本は筆の持ち方、墨のつけ方から/2筆の角度で幹の太さに変化をつける/3「ひねり」と「はね」が節の表現のポイント/4ズラしながら描いて種類や古さを表現/5筆順を変えることで構図に変化をつける/6墨のつけ方で幹の表情や遠近感が変わる/7点節の入れ方で幹の角度や傾きを表現する/8枝の描き方で葉のつき方が変わってくる 葉の描法 ポイントは「息をのむように」描くこと 1濃淡で奥行きの変化を出す 2高低・密度・流れの描き分け、など プロセス 1刷毛で描く 2ドーサで雪竹を描く 3彩墨で描く 名画鑑賞 |